2018年 3月 1日(木)-4日(日)タイ/バンコクにて、The 2nd Asia Pain interventional treatment Academy In Bangkok(第2回タイカダバーハンズオンセミナー)を開催しました。
インターベンショナル治療に関するトレーニングの機会が海外に比べて少ない本邦。日常診療の中で学ぶ機会が無くなかなか習得できない手技について、熟練の講師陣とともに大いに学び、懇親・交流を大いに深めました。また国際交流事業として、タイの先生方にもご参加いただき、日本-タイの国際交流もさらに進展しました。今後の進展もすごく楽しみです。
第2回は、第1回よりさらに規模を拡大して、透視下2ブース加えて、超音波ガイド下(エコー)のインターベンショナル治療のカダバーハンズオンを実施しました。本邦からの講師陣・受講者数も増員されたのはもちろん、前回に続き参加いただいた タイのペイン学会会長である Associate Prof. Supranee Niruthisat, MD、Wireena Kampitack MDをはじめとする、多くの当該分野のタイ医師の皆さんとともに、大いに手技交流&懇親を深めることができました。
オープニングセミナーでは、柴田康之先生より『胸部傍脊椎ブロック 類似の手技』と題して、翌日からのハンズオンも踏まえて、手技のチェックポイントやコツなどを中心に講義いただきました。続いてのウェルカムパーティーでは、講師、受講者、企画運営メンバーでハンズオンに向けて要望や不明点など語らいつつ、多種多様なタイ料理に舌鼓を打ちながら、皆で大いに懇親を深めました。
丸2日にわたるカダバーハンズオンは、王立大学であるChulalongkorn UniversityにあるChula Soft Cadaver Surgical Training Centerにおいて、前回同様、早朝から夕刻までの各8時間、講師・受講者全員がほぼ休憩を取らず(休憩時間はもちろんあったのですが)、ぶっ通しで行なわれました。
透視下アドバンスコースでは、講師 宇野武司先生・石川慎一先生を中心に、全員で各人の手技を見ながら、細かい手技のコツを共有・習得しつつ、日常診療の疑問点なども含めて討論しつつ手技修練ができた模様です。透視下ベーシックコースでは、前回と同様、具体的で流れるような伊達久先生・渡邉恵介先生はじめとする講師陣の解説とともに、多数がペイン初心者である中、基本から実践まで、自身もちろん各人の手技も全員でチェックしつつ、受講者全員が大変上達できた模様です。そして今回から追加となったエコーブースも、講師 柴田康之先生・深澤圭太先生のもと、受講者全員が同様に、各人の手技討論をしつつ、日常ではなかなか得られない手技のコツを大いに学ぶことができたようです。また手技修練に加えて、座学としてランチョンセミナーも開催。宇野武司先生には、SCS手技の基礎から実践まで、手技修練の内容も踏まえて、じっくり講義もいただきました。
今回ももちろん、もう1つの本会目的 交流&懇親!最終日の打ち上げパーティーは、恒例となった講師・参加者個々の挨拶&感謝状/受講証授与もあり、話は尽きることなく大いに懇親を深めることができました。またその他、ディナークルーズはじめ、タイ-バンコクを満喫できました(皆さんの眼差しと笑顔がすべてを物語っておりました)。
国際交流事業としても大いに進展。今回は、日本-タイ各メンバーによる企画運営会議も開催し、今後の課題や具体的な企画内容まで、ともにいろいろ討論もできました。 第23回日本ペインクリニック学会(会長-井関雅子先生)へ タイのペイン学会会長である Associate Prof. Supranee Niruthisat, MD をご招待するなど、互いに交流を深めつつ今後さらに進んでいくことでしょう。
講師陣、および、全国各地からご参加いただいた先生方はもちろん、本会実現において多大なご協力・ご支援いただいた複数の企業の皆さま、この場をお借りして改めまして厚く御礼申し上げます。そして運営メンバーとして、企画事務局-兼-講師いただいた西山隆久先生はじめ、村井邦彦先生、木村信康先生も有り難うございました!
第2回でも、いろいろな課題や改善点ももちろん多々あり、次回以降さらに充実した本セミナーとなっていくこと間違いありません。 関係各位の皆さま、貴重なご意見をお寄せいただくとともに、今後ともさらなるご協力・ご支援をぜひ宜しくお願い致します。
■以下は会場風景です。
◎OPENING SEMINAR & WELCOME PARTY
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◎CADAVERIC HANDS-ON
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◎DINNER CRUISE
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◎CELEBRATION PARTY
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● 企画代表 大瀬戸 清茂 医師 からのメッセージ
第1回は、2017年3月タイ・バンコクで、複数の企業の協賛を頂いて開催しました。講師・受講者とともに、2日間にわたり朝から夕方まで、熱心に休まずX線透視下のカダバーハンズオンでともに手技について修練しました。タイのカダバーは、生体に近い感触でブロック針や器具の刺入感も得られ、タイ医師含めた受講者全員から、手技や器械を扱う実践的な学びと手技のコツを多く得られたとのご感想をいただくとともに、本企画の継続的な開催を強く希望いただきました。第2回も、企業を含めて皆様のご支援・ご協力のもと、X線透視下神経ブロック用カダバー2体とエコーガイド下神経ブロック1体も加えて、3体で開催させていただきます。本企画を通して、一人でも多くのペインクリニシャンに、新たな治療法や器械の操作など含む手技修練と深い交流とともに、今後の安全で標準化された神経ブロック治療の発展に大いにお役立ていただければ幸いです。受講者の皆様、大いに学んで交流&懇親を深めようではないですか。我と思わん先生は、是非ご参加を!
一般受講者 | 100,000円 | 医師/日本ペインクリニック学会会員であること必須 |
対象要件+項目① | 70,000円 | +NPO法人PRPAIN正会員 |
対象要件+項目② | 90,000円 | +第1回JPCIT研究会(2017.11.5高知)参加者 |
カダバーハンズオンの受講コース、および、本会スケジュールをご案内させていただきます
1◎受講コース◎
透視下神経ブロックについて、アドバンスコース(十分な経験がある先生向け)とベーシックコース(あまり経験が無い先生向け)の2ブースに分かれて受講いただきます。加えて、今回第2回からは、別途エコー下の1ブースも追加、希望者がローテーションでエコー下での手技修練も学べるようになりました。
◎透視下神経ブロック◎
Aブース
■アドバンスコース■-受講募集10名
透視下神経ブロックの十分な経験がある先生向け
Bブース
■ベーシックコース■-受講募集10名
透視下神経ブロックの経験があまり無い先生向け
◎エコー下神経ブロック◎
Cブース
□A/Bブースより希望者がローテーション□
星状神経節ブロック、腕神経叢ブロック、頸部神経根ブロック、椎間関節ブロック、末梢神経ブロックなど
2◎スケジュール◎
◇【1日目】3月 1日(木)19:00~
オープニングセミナー & ウエルカムパーティー
◇【2日目】3月 2日(金)8:00~16:00
●ハンズオン Aブース =透視下=アドバンスコース
●ハンズオン Bブース =透視下=ベーシックコース
●ハンズオン Cブース =エコ-下=
◇【3日目】3月 3日(土)8:00~16:00
●ハンズオン Aブース=透視下=アドバンスコース
●ハンズオン Bブース=透視下=ベーシックコース
●ハンズオン Cブース=エコー下=
17:00~ セレブレーションパーティー(受講証授与含む)
◇【4日目】3月 4日(日)
フリートーキング(総括&手技ディスカション)
本企画事務局E-Mailアドレスまで
以下項目をご記入のうえ、募集期間内にご連絡ください。
□事務局E-Mail□ thai-cadaver[at]jpcit.jp
※[at]を@に変更してお送りください.
[ 対 象 ]
医師(日本ペインクリニック学会 会員)
[参加募集期間]
2017年9月11日(月)~20日(水)
[参加予定人数]
受講者20名 *別途講師9名予定
*アドバンスコース10名+ベーシックコース10名
【参加申込み項目】****************************
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タイカダバーハンズオン運営事務局 西山宛にメールにてご連絡ください。
第2回タイカダバーハンズオンセミナー運営事務局 担当 西山宛
□事務局E-Mail□ thai-cadaver[at]jpcit.jp
※[at]を@に変更してお送りください.