2019年 3月 7日(木)-10日(日)タイ/バンコクにて、The 3rd Asia Pain interventional treatment Academy In Bangkok(第3回タイカダバーハンズオンセミナー)を開催しました。
第3回は、またさらに企画規模を拡大して、透視下3ブース・超音波ガイド下(エコー)1ブースにおけるインターベンショナル治療のカダバーハンズオンを実施しました。本邦受講者数も30名に増員。加えてタイ医師の参加も拡大し、さらにベトナム医師5名も来訪。手技修練/懇親・国際交流・ネットワーク構築が大いに進展する盛況な会となりました。
オープニングセミナーでは、西池聡先生より『脊髄刺激療法 Spinal Cord Stimulation:SCS』・柴田康之先生より『Facial block』と題して、手技のチェックポイントやコツなどを中心に新しい話題も交えつつ講義いただきました。続いてのウェルカムパーティーでは、講師、受講者、企画運営メンバーでハンズオンに向けて要望や不明点など語らいつつ、多種多様なタイ料理に舌鼓を打ちながら、皆で大いに懇親を深めました。
丸2日にわたるカダバーハンズオンは、王立大学であるChulalongkorn UniversityにあるChula Soft Cadaver Surgical Training Centerにおいて、前回同様、早朝から夕刻までの各8時間、講師・受講者全員がほぼ休憩を取らず(休憩時間はもちろんあったのですが)、ぶっ通しで行なわれました。実は例年どおりですがいつも驚かされる光景と熱気です。
透視下アドバンスコースでは、講師 石川慎一先生・西山隆久先生を中心に、全員で各人の手技を見ながら、細かい手技のコツを共有・習得しつつ、日常診療の疑問点なども含めて討論しつつ手技修練ができた模様です。透視下ベーシックコースでは、前回と同様、具体的で流れるような伊達久先生・渡邉恵介先生はじめとする講師陣の解説とともに、多数がペイン初心者である中、基本から実践まで、自身もちろん各人の手技も全員でチェックしつつ、受講者全員が大変上達できた模様です。
またSCS講師として、西池聡先生より、豊富な手技経験を踏まえて、SCS手技の基礎から実践まで、丸2日間ぶっ通しで実際的なハンズオンレクチャーをいただきました。エコーブースも、講師 柴田康之先生・深澤圭太先生のもと、受講者全員が同様に、各人の手技討論をしつつ、日常ではなかなか得られない手技のコツを大いに学ぶことができたようです。
今回ももちろん、もう1つの本会目的 交流&懇親!最終日の打ち上げパーティーは、恒例となった講師・参加者個々の挨拶&感謝状/受講証授与もあり、話は尽きることなく大いに懇親を深めることができました。またその他、ディナークルーズはじめ、タイ-バンコクを満喫できました(皆さんの眼差しと笑顔がすべてを物語っておりました、実は例年こちらも驚かされる熱気です)。
国際交流事業としても大いに進展しました。前述のとおり、タイ医師の参加も拡大し、今回第3回はベトナムからも医師5名が参加しました。タイ・ベトナムの先生方も、本邦受講者と同様、熱い思いとともに、大いに学びと気づきを得られたようでした。ともに今後の課題や具体的な企画内容まで議論もできて何よりでした。
講師陣、および、全国各地からご参加いただいた先生方はもちろん、本会実現において多大なご協力・ご支援いただいた複数の企業の皆さま、この場をお借りして改めまして厚く御礼申し上げます。
いろいろな課題や改善点ももちろん多々あり、次回以降さらに充実した本セミナーとなっていくこと間違いありません。 関係各位の皆さま、貴重なご意見をお寄せいただくとともに、今後ともさらなるご協力・ご支援よろしくお願い致します。
■以下は会場風景です。
◎OPENING SEMINAR & WELCOME PARTY
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◎CADAVERIC HANDS-ON
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◎DINNER CRUISE
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◎CELEBRATION PARTY
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● 企画代表 井関 雅子 先生 からのメッセージ
疼痛治療において、多面的な評価の施行と適切な治療の選択が大変重要です。そのような中で、インターベンショナル治療が有用な場合には、あなたに施行できるスキルがあると、患者さんに大いに貢献することができます。ただし、そのためのトレーニングを受ける機会が本邦では限られております。そこで、私たちは、一昨年より、タイ王立大学である Chulalongkorn University の Chula Soft Cadaver Surgical Training Center で、非常に良い状態のカダバーを使用させていただき、透視下と超音波エコー下の両者のインターベンショナル治療セミナーを開催致しております。今回は、2日間のセミナーで、より多くの手技を学んでいただけるように4体のカダバーを用意しております。講師陣はベテランで教え上手な本邦のペインクリニシャンであり、とても和気藹々とした雰囲気の中で、受講者はリラックスして手技に熱中することができます。関連企業の方々も、私たちの意向を汲んで、協力してくださっており、様々なデバイスに触れる機会でもあります。ビギナーから経験者まで、みなさんが大いに学んで交流も深められる素晴らしいセミナーです。もし、お一人でご参加されても、みんなと友達になって帰れる、そんなセミナーです。私もセミナーでお会いできることを、とても楽しみにしております。ぜひ、ご参加ください。
一般受講者 | 120,000円 | 医師/日本ペインクリニック学会会員であること必須 |
対象要件+項目① | 80,000円 | +NPO法人PRPAIN正会員 |
対象要件+項目② | 100,000円 | +JPCIT研究会参加者[第1回(2016.11.5高知)/第2回(2017.11.3東京)/第3回(2018.2.3大阪)] |
カダバーハンズオンの受講コース、および、本会スケジュールをご案内させていただきます
1◎受講コース◎
透視下神経ブロックについて、アドバンスコース(十分な経験がある先生向け)2ブースとベーシックコース(あまり経験が無い先生向け)に分かれて基本受講いただきます。加えて、別途エコー下の1ブース、希望者がローテーションでエコー下での手技修練も学べるようになっております。
◎透視下神経ブロック◎
Aブース/Bブース
■アドバンスコース■-受講定員20名
透視下神経ブロックの十分な経験がある先生向け
Cブース
■ベーシックコース■-受講定員10名
透視下神経ブロックの経験があまり無い先生向け
◎エコー下神経ブロック◎
Cブース
□透視下ブースよりローテーション□
星状神経節ブロック、腕神経叢ブロック、頸部神経根ブロック、椎間関節ブロック、末梢神経ブロックなど
2◎スケジュール◎
◇【1日目】3月 7日(木)19:00~
オープニングセミナー & ウエルカムパーティー
◇【2日目】3月 8日(金)8:00~16:00
●ハンズオン Aブース =透視下=アドバンスコース1
●ハンズオン Bブース =透視下=アドバンスコース2
●ハンズオン Cブース =透視下=ベーシックコース
●ハンズオン Dブース =エコ-下=
◇【3日目】3月 9日(土)8:00~16:00
●ハンズオン Aブース =透視下=アドバンスコース1
●ハンズオン Bブース =透視下=アドバンスコース2
●ハンズオン Cブース =透視下=ベーシックコース
●ハンズオン Dブース =エコ-下=
17:00~ セレブレーションパーティー(受講証授与含む)
◇【4日目】3月 10日(日)
フリートーキング(総括&手技ディスカション)
*参加希望者のみ
■■満員御礼!多数のご応募ありがとうございました■■
本企画事務局E-Mailアドレスまで
以下項目をご記入のうえ、募集期間内にご連絡ください。
□事務局E-Mail□ thai-cadaver[at]jpcit.jp
※[at]を@に変更してお送りください.
[ 対 象 ]
医師(日本ペインクリニック学会 会員)
[参加募集期間]
2018年9月10日(月)~19日(水)
[参加予定人数]
受講者30名 *別途講師12名予定
*アドバンスコース20名+ベーシックコース10名
【参加申込み項目】****************************
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タイカダバーハンズオン運営事務局 西山宛にメールにてご連絡ください。
第3回タイカダバーハンズオンセミナー運営事務局 担当 西山宛
□事務局E-Mail□ thai-cadaver[at]jpcit.jp
※[at]を@に変更してお送りください.